バカは曝け出すべし
こんばんは。おはようございます。
イギリスに来て2週間が過ぎました。
ホストファミリーにお世話になる期間ももう半分過ぎたと思うと、本当にあっという間で信じられません。
どうもKEIです。
今日は、こちらに来て骨身にしみて実感していることをお話ししたいと思います。
タイトルの通りです。
バカは曝け出すべし。
わかってるふり、本当によくない。
だれがそんなことをしてるって?
もちろんわたしです。
わからなくてもわかったような顔で、
いぇ~
なんて言ってるわけですよ。
旅行先、ときには職場で、したり顔で
いぇ~
って言ってたんですよ。
本当によくない。
以前、ホストファミリーとの間にひと悶着あった、ということをお話ししたと思います。
もう本当にしょうもない話なんですが、わたしにとってはかなり重大な事件でした。
その名も、鍵が閉められない事件。
……。
そのまんまです。
ホストファミリーのお家の鍵がちょっと難しい構造をしていて、なかなか閉められなかったんです。
しょうもないですよね?
でも、この鍵のせいでわたしは本当に悩んで、めちゃくちゃ憂鬱でした。
お家を出入りするときは、かならず鍵を閉めなければいけません。
わたしは初日に鍵の閉め方を教えてもらったのですが、ホストファミリーの教え方がめちゃくちゃ速くて、まったく理解できませんでした。
でも、自分で試してみればわかるだろうと思って、とくに聞き返さなかったんですね。
そうしたらぜんぜん閉められない。
仕方ないので、その日の終わりにもう一度聞きました。
さっき見せたじゃん、こうやってこうするんだよ、すぐ慣れるさHAHA~
とまたも高速で教えてくれるホストファザー。
いやわからん…と言おうとするも、ホストファザーがさっさとお部屋に戻ってしまったのでタイミングを逃してしまいました。
そんなわけで、次の日の朝、見よう見まねでいろいろ試してみたんです。
で、なんとか鍵を閉めて学校へ行きました。
閉めたと思いました。
ノブを触って何度も確認しましたから。
しかし閉まっていなかった。
お家に戻ると「外出するときは鍵を閉めるように」と注意されてしまいました。
ドアノブが固くて、開いてるのか閉まっているのかわかりづらい造りなので、閉めたと勘違いしてしまったみたいなんですね。
そのときに改めて「鍵の閉め方がよくわからない」と伝えました。
Why? と言いながら、また教えてくれるホストファザー。
彼の手元をガン見するわたし。
なにか言っているホストファザー。
聞き取れないわたし。
OKだね? とあきれるホストファザー。
その剣幕に圧倒されるわたし。
「い、いぇ~…」
こうして第3回鍵の閉め方講座が終わったのでした。
この段階で「いやわからん」と言えていればよかったのですが。
案の定、次回また鍵が閉められないわけですよ。
もう鍵が閉まらない意味がわからなかったですよね。
なにをやっても閉まらない。
一緒に住んでいるブラジリアンガールもちゃんと閉められなくて、二人して怒られる。
そのときにまた説明されたのですが、一緒に聞いているブラジリアンガールが「イェー」と言うので、つられてわたしも「いぇ~」と言う。
しかし結局二人とも理解していなくて、また二人して怒られる。
「またか」という顔をされるのが嫌で、聞きに行けない。
鍵の開閉に不自由があるせいで、お家を出るのもお家に帰るのも本当に憂鬱。
いやいやいや…
聞けよ。
っていう。
本当にばからしい話ですが、これを実行するまで5日かかりました。
5日目にしてやっと、
「鍵が閉まらない意味がわからない。いまからやってみるから間違っているところを教えて」
と伝えることができたのです。
その場の雰囲気に圧倒されたり人に流されたり億劫がったりした結果、こんなに時間がかかってしまいました。
わかってるふり本当にだめ。
バカだからわかりません。
って顔をしていれば、
ああこいつバカなんだわ仕方ない。
ってゆっくり説明してくれます。
理解していないバカと思われるのが恥ずかしい。
呆れられるのやだ。
そう思ってました。
でもこれをしないと、相手に何度も説明させるはめになってお互いにストレスです。
授業だったらひとりだけ置いていかれてしまいます。
わたしわかってますバカじゃありません面をしていて、いいことはひとつもありませんでした。
イギリスに来て2週間が経ち、バカ面をさらすのにも抵抗がなくなってきたので、今日やっとこの話をすることができました。
来週からも、英語ぜんぜんわかりませんテルミーアゲイン、とバカをさらしていきたいと思います。
ホームステイを終えたあとの家を探しています。
こんな素敵な建物に住みたい。
しかしロンドンの家賃は無情なほどに高い…。
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